腕組みが解けるまで

土屋 GET DOWN のブログです。私の日常を綴ります。あとは音楽と本のことを少々。

アンサーソング

 歌を歌える才能は、とても特別だと思う。
 始めて詩を旋律にのせた人間は、人類史上最も美しい。
 
 古代、言語は音楽だった、なんて話もある。
 音楽が先で言葉があとなら、歌は必然であったわけだ。
 遺伝子レベルで私たちに内在している。
 
 現代は、歌にその場しのぎを与え続けているけれど、私に響いた歌は時空を超えた場所に存在し、今を選んで私の前に現れたのだと思っている。
 
 歌とは巡り続ける。どのような形の愛でも無形の器を以て受け入れられる。
 
 私は歌うことができないけれど、私という一個を構成している歌に対して、想いを詩として顕示する。
 

  あなたが誰かのために歌った歌を、

  誰かがあなたのために歌う。

  あなたがあなたのために歌った歌を、

  誰かあなたのために歌う。

  あなたが歌う歌は、

  おそらく、

  誰かのためにある。

  けれども、

  あなたの歌は、誰かの歌唱をもって、

  やがてあなたに響く。

  そのとき、

  あなたの音楽は愛になり、

  あなたの愛は音楽になる。

  関係がとても尊く、美しい。

  相互が昇華された魂となる。

 

 私は歌えない。

 Beatと文章を紡ぐものだ。

 それしかできない。

 だから、この詩を詠んだ。

  

 私の愛するシンガーたちに、この詩を贈る。